広島西飛行場跡地 活用、新たな野球場など4つのエリア誕生計画
広島西飛行場跡地をどのように活用するか?について大まかな計画が公表されました。にぎわいゾーン、スポーツレクリエーションゾーンなど4つのテーマとなる方針です
広島市西区にある広島西飛行場跡地の有効活用について、広島県と広島市が利用計画(素案)を公表しました。
広島西飛行場跡地は太田川放水路に面しており、川が海(広島湾)と交わる、中州の先の部分。隣には広島マリーナホップや観音マリーナ、観音マリーナ海浜公園などがあり、
2014年11月撮影
広島駅や市中心部へのアクセスの良さと自由度の高い広大な土地を兼ね備えているため、どのように活用されるかに注目が集まっています。
ゆくゆくは野球場も整備、カープからの寄付金も利用
県と市が示した計画では、以下のように4つに分けたテーマで活用。広島南道路側から海に向けて
1. 広域防災 | ヘリポートや緊急消防援助隊等活用地 ※ドクターヘリもここから出動中 |
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2. 新たな産業(雇用) | 企業の研究開発施設や本社機能を有する事務所、工場など(エリア名を「広島 イノベーション・テクノ・ポート」と名付け開発。モルテンの研究開発センター「モルテン・ザ・ボックス」もここに建設される) ※大和ハウス工業(株)がエリア開発を行う事業者として選定、物流施設なども建設される予定 |
3. スポーツ・レクリエーション | 多目的スポーツ広場を整備、将来的に野球場を整備するための面積を残し、当面は駐車場に |
4. にぎわい(新たな産業) | 職業・ものづくり体験パビリオン、水陸両用機・バスの運航拠点、リゾートホテルなど |
※画像はイメージ
という並びで配置する。
広島西飛行場跡地は広島高速の利用やJR駅からのバス運行もしやすいことから広域的な集客が見込まれますが、現状では広島南道路辺りからマリーナホップや観音マリーナへの主要な道は1つ(県道南観音観音線)のみで、一部クランクになっているため
これを4車線にしてクランク部分を緩やかな曲線へ(歩道・自転車専用スペースも確保する)。さらに緊急時の交通機能を確保するために川沿いの道路も整備される予定。
道路などの整備は平成29年度中に開始される見込みで、30年度から施設整備・開発が順次なされる見通し(参考)。
広島東洋カープから広島市への寄付金(4億)が「スポーツ・レクリエーション」エリア整備費に充てられるともいわれており、どんな形になっていくのか期待も高まります。
さらに、隣接するマリーナホップでは2017年夏に「マリホ水族館」も誕生。観音エリアが益々賑わっていきそうです。
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