公開:2017/11/04 伊藤 みさ │更新:2021/11/23
黒鯛(チヌ)、釣り人に愛される瀬戸内のおさかな
広島で漁獲量の多い「黒鯛(通称:チヌ)」。釣り人に愛され、安価に食べられるお魚です。あまりクセのない白身魚のため、食べ方もいろいろ。
黒鯛(通称:チヌ)は、広島をはじめとする瀬戸内海で漁獲量の多い魚。広島県の発表によれば、平成26年広島では全国の約11.5%にあたる358トン水揚げされています。
関西よりも西側でよく食べられているほか、強い「引き」や当たりの多さから釣り人に人気なのがこの黒鯛。
小魚が多い瀬戸内海の魚の中でも黒鯛には大物も多く、手ごたえバッチリ。地元の釣り番組でも大物のチヌを手に満足の表情を浮かべる釣り人の姿をよく見かけます。
真鯛よりも安価、しっかりとした身が食べ応えアリの黒鯛
黒鯛は鯛(真鯛)の仲間でありながら、漁獲量の多さのほか
祝い事にも重宝される真鯛と比べて見た目が劣るため、価格は安価に取引されることの多い魚。(地元漁師談)
また、主に貝やエビをエサとするために、広島の特産である牡蠣のほかアサリも狙うのでこれらの養殖を行う側にとっては頭を悩ませられる存在なのだそう。
しかし黒鯛はしっかりとした身で食べ応えがあり、刺身や塩焼きをはじめ酒蒸し・アクアパッツァなどでも美味しく頂けます。また、焼いた身をほぐして乾煎りし、そぼろ状にするのもおすすめです。
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