公開:2012/08/18 伊藤 みさ │更新:2022/12/30
宮島・厳島神社で 玉取祭、宝珠を奪いあう ふんどし姿の男たち
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- 廿日市市 スポット 観光
宮島の夏の恒例行事・玉取祭(たまとりさい)は、ふんどし姿の男たちが宝珠と呼ばれる玉をとりあう、“宮島版裸祭り”。厳島神社の沖合(大鳥居手前)で行われます。
宮島の厳島神社で夏恒例のお祭り・玉取祭(たまとりさい)が2012年は8月18日に行われました。
玉取祭は、戦国時代から伝わった「延年祭」が変化したもの。その昔は神事が終わった後に台から下ろされた福神像(木彫りの像)をふんどし姿で待ち構えてる男達が奪い合っていたようです。
玉取祭と呼ばれるようになってからは、福神像が「宝珠(ほうじゅ)」と呼ばれる 願いを叶える玉に変化し、これを奪い合うお祭りに変化を遂げています。
いわば、宮島の“はだか祭り”!夏の宮島の観光シーズン真っ最中に行われるお祭り「玉取祭」の様子を詳しくご紹介します。
動画で見る、宮島の玉取祭(たまとりさい)
以下の動画は、2012年の夏に開催された玉取祭の様子。
意外と微笑ましい、ふんどし姿の男たち
宮島・厳島神社の 玉取祭りは、
厳島神社の平舞台と大鳥居の間に組んだやぐらに「宝珠(ほうじゅ)」を付けた台を置き、ふんどし姿の若者がしぶきをあげて飛びつき、宝珠を海に落とす。
宝珠を奪い合いながら、最終的にこの珠を「注進所」と呼ばれるゴールに持ち込んだ者が 将来幸運が約束される
という内容。午前10時頃から神事が行われ、10時30分頃からいよいよ宝珠がやぐらの上に仕込まれます。
厳島神社からふんどしの男たちが海に飛び込み、宝珠の下まで行ってまずはみんなで力をあわせてピラミッドをつくる。
厳島神社 平舞台からはロープが繋がっていて、宝珠を置く台はここで操作する人たちによって上下に動かされるため、男たちは何度も失敗しながら台に飛びつきます。
「よぅ タイミング見ぃよ!!(タイミングをよく見ろよ)」
「行け行けーー!!」
男たちは声を荒げながら宝珠の台に飛びつきます。
これを見守るお客さんたちも「あぁー!惜しい!」「頑張れぇぇ!」と力が入る。
ようやく一人が飛びつき、宝珠ゲット!
宝珠は海に投げ込まれ、いよいよここから争奪戦が…… あれ、始まらない(汗)
奪い合うどころか 仲良くパスし合いながら泳いで行く…。どうやら今では みんなで力を合わせて取れた宝珠を、喜びを分かち合いながら「注進所」に持ち込むという流れのようです。
宮島観光協会のHPでは「争奪戦」と聞いていただけに、三原の 裸まつりのような力強さを想像していましたが、宮島の玉取祭は微笑ましきお祭りでした。
宮島 玉取祭 | |
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場所 | 宮島・厳島神社沖(大鳥居手前) |
日程 | 毎年8月 正午前後が満潮になる土日に開催 |
時間 | 10時頃から |
関連 | |
周辺 | 宮島グルメ / 宮島スポット / 周辺おでかけマップ |
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