公開:2015/01/01 Mika Itoh │更新:2022/12/25
元旦と元日の違いと意味、使い方を間違っているかも?「謹賀新年」など知っておきたい賀詞の意味
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- 雑記
年賀状で新年の挨拶として「元旦」や「元日」、または賀詞の「謹賀新年」や「賀正」などの言葉を使うことがありますが、それぞれの言葉の意味には違いがあり、知らないと失礼な言葉を選んでいることも。
新年の挨拶をするとき、特に年賀状などで「元旦」や「元日」という言葉を使うことがあると思います。同じように使われることも多いこの2つの言葉ですが、
元旦と元日は、それぞれ意味に違いがあります。
元日(がんじつ)とは
1年の一番最初の日、1月1日のことを指します。
元旦(がんたん)とは
1月1日の朝のこと。つまり、元日の朝が「元旦」。
元旦の「旦」は、日の出を表している
元旦の「旦」の字に含まれている「日」の文字には“太陽”の意味があり、その下の「一」は“地平線”を指しています。
「旦」の字は、地平線から昇る太陽(日の出)を表現されている文字であるため、「元旦」は「1月1日の朝」という意味になります。
謹賀新年や迎春など、年賀状の「賀詞」でヒンシュクかう事も?!
年賀状を自宅のパソコンで作り、プリンターで印刷して作る人も多いと思います。
配布されている年賀状のフリー素材も沢山あるため大変便利なのですが、その中にある素材を何気なく感覚でチョイスして年賀状を作ることも多いのではないでしょうか。
しかし、賀詞(お祝いの意を表す決まり文句)にもそれぞれ意味があるだけでなく、送る相手の立場によって相応しくないものもあるので、注意が必要です。
よく使われる賀詞には、以下のようなものがあります。
1文字の賀詞
- 寿 (めでたい)
- 福 (幸せ)
- 賀 (祝い)
- 春 (新年、年の初め)
2文字の賀詞
- 賀正 (正月を祝う)
- 賀春 (新年を祝う)
- 頌春 (新年をたたえる)
- 迎春 (新年を迎える)
- 慶春 (新年をよろこぶ)
- 初春 (新しい年、年の初め)
4文字の賀詞
- 謹賀新年 (謹んで新年をお祝い申し上げます)
- 謹賀新春 (謹んで新しい年をお祝い申し上げます)
- 恭賀新年 (うやうやしく新年をお祝い申し上げます)
などなど。これらの中で「相手が目上の場合」に使わないほうが良いのは、1文字と2文字の賀詞。NGな理由は、相手に対する敬意や丁寧さに欠けている言葉のため。
知らないと恥ずかしい?!年賀状の「A Happy New Year」も、実は間違いだった!
賀詞はもともと4文字からなる言葉が基本なのだそう。4文字の中には
「謹(謹んで)」
「恭(うやうやしく)」
「敬(尊んで)」
「頌(ほめたたえる)」
という、敬意を払った言葉が含まれているのですが、1文字・2文字で構成されている賀詞には、これらの言葉が省略されているため、目上の人に出す年賀状などには不向きということになります。
また、よく使う「Happy New Year」は「新年おめでとう」という意味で目上の人にも使える言葉ですが、
「A」をつけて「(I wish you)A Happy New Year」にしてしまうと、「よいお年を」という意味(年が明ける前に使う言葉)に変わってしまうため、年賀状には使えないのだとか。
これもよく間違って使用されている事が多いため、要注意です。
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