江戸時代の情緒が残る、竹原市・町並み保存地区を歩く
江戸時代の建物が残り情緒ただよう広島県竹原市の美観地区「町並み保存地区」。ドラマやCMなどのロケ地としてもよく使われる雰囲気あるその町並みや風景をご紹介します。
広島県竹原市の町並み保存地区(広島県竹原市本町)には、江戸時代に塩づくりや酒造業などで栄えた大きなお屋敷や蔵・お寺などの町並みが、そのまま残されています。
風情ある石畳みの古い町並み。風景をゆっくり雰囲気を味わいながら楽しむなら、平日に町歩きをするのがオススメです。
ドラマ化もされた、竹鶴酒造で生まれニッカウヰスキーの創始者のマッサン(竹鶴政孝)の故郷であるこの地は、アニメたまゆらのストーリーにも風景が登場するなど、ドラマやCMのロケ地としてもよく使われ、絵になる風景が広がっています。
ゆっくり楽しむ、町並み保存地区の美しい町並み
竹原の町並み保存地区まで車で向かうなら、道の駅 たけはらに駐車するのがおすすめ。ご当地グルメが豊富に揃っているためお買い物に便利なのはもちろん、駐車場を無料で利用することができます。
町並み保存地区の入口に位置する場所にあるため、非常に便利。
町並み保存地区のメインストリートは石畳みになっています。白壁の商家や伝統的建造物が並ぶ通りには、落ち着いた雰囲気が漂います。
象徴的な建物の1つが「竹鶴酒造」。保存地区のほぼ真ん中あたりに位置し、現在も蔵が使われています。
元々は「小笹屋」として製塩業を営んでいたため、入口横には「竹鶴酒造」ではなく「小笹屋」と記されています。
また、独特の雰囲気を持つ豪華なつくりの松阪邸(文化財)は、お庭から屋根に伸びている松も立派。有料でお屋敷の中を見学する事ができます。
醤油蔵を一部改装して作ったというお好み焼き屋さん「ほり川」や、地区の雰囲気に合わせながら少し手を加えてオシャレな作りにしてあるお店も並んでおり、カフェや食事も楽しめます。
通りにはアニメ「たまゆら」に出てくるお店や、竹細工のお店なども。
脇道の風景もまたいい。
通りの突き当りには、この辺りの “商業の守護神”が祀られる胡堂(恵比須社)があります。ここは大林宣彦監督の映画 『時をかける少女』でもお馴染みのスポットとして、映画ファンにも知られています。
どこを切り取っても絵になる風景が沢山あるため、映画やCMなどのロケ地として使われる事も多い。
そして、これらの町並みを一望できる場所が、普明閣(ふめいかく)。階段を上った先、小高い場所に建つこの普明閣は、小早川隆景が京都の清水寺を模して建立されたと言われています。
以下の黒い郵便ポストは、明治時代に使われていたのと同じもの。使用することができるため、旅の思い出にここから絵葉書などを投函することも出来ます。
場所によっては、空き家となってる建物もあるようですが、この町のような歴史的建造物・景観・行事を残すべく、国が支援をする動きもあるようです。
町並み保存地区を竹と灯りで飾る「竹あかり」や、かぐや姫行列が通る「たけはら竹まつり」など、町並みを生かしたイベントも季節ごとに開催されています。イベント時や週末の駐車場はかなり混雑する事があるためご注意を。
平日や夕暮れ時などにお出かけすると、人の数も落ち着いているため、ゆっくり雰囲気を楽しみながらお散歩することができますよ。
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