千光寺公園
千光寺公園は、JR尾道駅の北側にある小高い 千光寺山にある公園。標高144.2mの千光寺山の山頂から中腹にかけて、展望台や千光寺・美術館・宿泊施設などがある。千光寺公園は桜の名所でもあります。
千光寺公園は尾道市街地を眼下に臨み、対岸とその奥に広がる島々も見渡すことができる広島県尾道市の有名観光スポットのひとつ。
広島県尾道市西土堂町にある「千光寺山(標高144.2m)」の山頂から中腹にかけて広がっている大きな公園で、山頂までは車でもロープウェイで行くことも可能です。
展望台から公園内を見た様子
千光寺公園内には、千光寺・尾道市立美術館・展望台・文学のこみち・千光寺山荘・
鼓岩・くさり山・欧風料理プティ・アノン等、様々な施設があり、歴史を感じられる場所も多くあります。
千光寺公園 頂上展望台 PEAK(ピーク)
頂上展望台は2022年にリニューアル!名称も千光寺公園 頂上展望台 PEAK(ピーク)に変わりました。
新しくなった頂上展望台
千光寺公園の頂上にある売店
千光寺公園 山頂展望台 PEAKからは、尾道市街地・尾道水道・真向かいに向島を見ることができ、そこから愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」が続きます。
夜には、尾道水道周辺の夜景を眺められる夜景スポットに。
千光寺
千光寺は、頂上から少し下方にある 大きな岩の「くさり山(石鎚山)」に寄り添う様に建っています。
千光寺公園内にあるお寺、千光寺
千光寺本堂
崖からせり出すように建てられているようにも見える建物は山頂へと向かうロープウェイからも見えます。海に面する場所のため、とにかくここから見る風景は美しい。
千光寺の御朱印帳も人気で、数種類ある中以下の「愛染明王朱印帳」を求め県外から訪れる人もいるそう。
愛染明王朱印帳 / 御朱印帳
このほか、千光寺に伝わる伝説や、境内詳細などは「千光寺」の紹介ページより。
くさり山(石鎚山)
くさり山(石鎚山)は 千光寺本堂の裏にあり、鎖修行の場所。一般開放されており、鎖を伝って登る事が可能です。
プチ修行のような感じで奇岩をのぼった先には、本殿からとはまた違った趣の景色が楽しめる。詳しくは「くさり山(石鎚山)」記事にてご覧ください。
千光寺山ロープウェイ
尾道市街地の麓から、山頂の展望台までを直接つなぐ「千光寺山ロープウェイ」。
ロープウェイ千光寺山山麓駅
山麓駅の隣には、艮(うしとら)神社があります。
山頂へと向かうロープウェイからは山肌に鎮座する千光寺の様子を俯瞰してみることができます。
詳細は「千光寺ロープウェイ」の記事よりご覧ください(動画あり)。
文学のこみち
「文学のこみち」とは、尾道ゆかりの25名の作家・詩人の詩歌・小説の断片等を、千光寺山山頂から中腹にかけて 点在する自然石に刻んだ遊歩道のこと。
文学のこみち
ロープウェイ山頂駅と千光寺を繋ぐ道に、林 芙美子(放浪記)・志賀 直哉(暗夜行路)・中村 憲吉・頼 山陽などの作品が岩に刻まれています。
詳しくは「文学のこみち」の記事をご覧ください。
鼓岩(ポンポン岩)
鼓岩(ポンポン岩)
岩を叩く道具
千光寺のそばに、小石で打つとポンポンと鼓(つづみ)のようなちょっと不思議な音がする「鼓岩(別名・ポンポン岩)」があります。その不思議な音色を体験しようと、多くの観光客がその巨石を打ったり、そこからの景色を写真におさめたりしています。
また、大阪城築城の際、尾道からも巨石が使われたそうです。鼓岩の右側に見える「ノミの跡」は、大阪城の築城の時に、石垣材として割りかけた跡と言われています。
欧風料理プティ・アノン
千光寺公園の展望台すぐ下で、美術館の横に建つ、展望レストラン。
欧風料理プティ・アノン
店頭でソフトクリームの販売もしています。ランチ・ディナータイム営業あり。
尾道市立美術館
尾道市立美術館は、昭和55年に開館。その後開館20年を経て平成15年1月にリニューアルオープンを果たしています。
設計は建築家・安藤忠雄氏。
尾道市立美術館
瀬戸内を見渡すことができる場所に建ち、本物の芸術・文化に接することができる美術館 として運営されています。
猿山
猿山は、尾道市立美術館の近くにあります。
猿山
さらに猿山のそばには、グラウンドや勤労者体育センター、プールなど体育施設も揃っています。
千光寺グラウンドと勤労者体育センター
このグラウンドは、お花見などの繫忙期には臨時駐車場として利用されます。
専用駐車場(有料)は車で千光寺公園まで上がってくる道沿いに作られているのでわかりやすい。
西展望台の様子
意外と知られていない「西展望台」は、公園の西側の奥で ビュウホテルセイザンの近くにある。
西展望台
ここは上水道のポンプ場を利用して作られており、ドームの上が展望台になっています。
西展望台からの眺め
以前は上記画像のような風景でしたが、画像右手にある「尾道城」と呼ばれた尾道歴史博物館(1992年に閉鎖)は、2020年に解体されています。
西展望台の入り口付近
西展望台の入り口付近には、尾道市長・衆院議員で活躍された土屋寛(ゆたか)翁の像があります。
千光寺公園内には、この他にも千光寺の本堂近くにある「玉の岩」・「大師堂」・恋人の聖地銘板・八福稲荷神社・八畳岩などがある。
尾道城の跡地に「視点場」新たな眺望スポット
尾道城を解体した跡地に新たな眺望スポット「千光寺公園 視点場」が2022年オープン。
尾道城の土台部分にあった石垣は残され、お城の面影を残した展望台へと生まれ変わりました。
千光寺公園内でお花見も
桜
尾道の千光寺公園は、桜の名所100選に選ばれており 風景と桜の両方を楽しめるお花見スポットです。(3月下旬~4月上旬に見頃)
さらに、「夜桜のライトアップ」も行われており、俳句が書かれているボンボリの優しい灯りと一緒に夜桜が楽しめます。
つつじ
つつじは、4月下旬からゴールデンウィークにかけて見頃。
除虫菊
除虫菊畑は、5月に見頃を迎えます。
千光寺山荘 / 千光寺公園周辺施設
美術館のすぐ近くにある、宿泊施設・千光寺山荘。
千光寺山荘
全客室から尾道を一望できる造りとなっています。
頂上展望台付近はリニューアルの為、立入禁止期間(予定)令和3年1月13日~令和4年3月31日となっていますが、ロープウェイは利用可能で、立ち入り禁止区域は頂上の一部だけです。
千光寺公園について
名称 | 千光寺公園 |
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住所 | 広島県尾道市西土堂町19-1 |
駐車場 | 駐車台数:(常設)普通車70台 (臨時)普通車320台 バス20台 駐車料金:普通車600円 マイクロ1,500円 大型2,000円 ※車両の進入ができるのは駐車場まで。 |
電話番号 | 0848-38-9184(尾道市観光課) |
アクセス | JR尾道駅よりバス3分→「長江口」下車→千光寺山ロープウェイ3分 |
定休日 | なし(24時間入園可能) |
備考 | 尾道市グルメ / 尾道市スポット / 周辺おでかけマップ |
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